他国の模型機関車には見られない例だ。
機関車の台は勿論、金属製であるが、上部の車体が紙と木なのだ。
木製のフレームに厚紙を張ってある。

 

もしかしたら金属材料が不足していた戦争中のものかとも思ったが、
モーターや車輪、パンタグラフなどは新しい。
戦後、まもなく、記憶にもあるが木製の製作キットが販売されていたので、その一種であっただろう。
寸法
車体 全長180㎜(箱のみ150㎜)、高さ55㎜、幅65㎜
台  全長180㎜、高さ20㎜、幅45㎜
重量 1347.4g

色 車体 青緑 紙への染み込みからカシュー系塗料
  台  灰色

通電 本体が紙と木なので、配線。線は古い形式だが高級品。
   配電は2段式で下のベロ、上に配電盤と2段方式

このような大型のブリキ貨車が付属していた。

この貨車の車輪のひとつに金属板の装置が付属している。
なにやらバネの役目だが。
(この項以上)